ケース2:国立大学病院Bさま(導入構成:MA-3000 カメラ12台 + FP(MG-100)2台)
ご検討時の課題
足部の計測に関する研究にともない、インソールの評価をおこなう必要があった。足部に複数のマーカをつけての詳細な測定となるため、カメラの適切な設置箇所を検討する必要性があった。
課題への解決策
動作分析専用の部屋への設置ではなかったため、移動可能な形で計測できるように、動作分析用のカメラを移動可能な構成でご提案。カメラユニット4セットで計測をおこなうこととなった。
【本事例における計測機器の配置図】
製品の採用理由
足部の測定において詳細な分析が求められており、複数のマーカ利用が導入の前提となりました。複数のマーカを利用する場合、通常は多数のカメラを設置して精度を確保しますが、今回は導入が動作分析専用スペースはではないため、「移動式(カメラユニット)」の構成となりました。相反するニーズに対応するため、アニマでは担当者の方とトライ&エラーを繰り返し、セッティング方法を詰めました。その結果、インソール利用時の膝に掛かる負担を正しく計測できるようになり、採用に至りました。
導入による成果
今回、共同研究ということで、アニマでは計測部分のサポートをおこないました。その結果、インソールが人間の足部に対し、どのような影響を与えているかを数値化でき、定量的な評価が可能となりました。
この事例はのちに国際紙論文として発表され、アニマの製品名も記載されたため、広く認知されるきっかけとなりました。