筋力値はどのように臨床に生かせるか-今あらためてミュータスによる筋力評価を-

超高齢化社会を迎える今、あらめて下肢筋力測定(評価)の意義について考えてみます。

下肢筋力の低下は歩行障害転倒大きな危険因子となります。

日本医療機能評価機構の調べによると、2013年に報告を受けた医療事故2708件のうち1023件が、リハビリ中の転倒やベッドからの移動中の転落など「療養上の世話」に関する事故が大半を占めています。

このような状況から、筋力の低下を防ぐため定量的な筋力評価のデータは、下肢筋力のトレーニングの指標など様々なことに活用できます。その際のポイントになるのは、簡便かつ臨床的に有用性の高い計測機器と、その測定方法の確立です。

そして、臨床で求められる有用性の高い筋力評価機器の備えるべき4つの条件を満たしているのが、筋力計ミュータス(μTas)です。

1.臨床的意義
2.機器の信頼性
3.取扱いの簡便性
4.携帯性

 

1.臨床的意義

筋力を測ることで、虚弱高齢者や脳卒中片麻痺患者における歩行・動作自立状態の判定が出来る筋力トレーニングの必要性の判断トレーニングの計画・設計、動作障害の原因分析ができ、その情報をスタッフ間や対象者、その家族へのインフォームドコンセントに利用できます。また、対象者のトレーニングに対する動機づけにも有効活用できます。

ミュータス動機づけ_2つ表示

 

2.機器の信頼性

ハンドヘルドダイナモメーター(HHD)による徒手筋力測定(MMT)の限界

ハンドヘルドダイナモメーター(HHD)による徒手筋力測定(MMT)では、被検者側の筋力が強い場合や検者側の固定力が弱い場合に筋力を固定することが困難になり正確に測定できません。

筋力計 ハンドヘルドダイナモメーター(HHD) 徒手筋力測定(MMT)_2

固定ベルトの効果と信頼性

固定ベルトを用いて測定することで検者の筋力によらず、大型筋力計並みの正確な測定ができます。
(特許)設置型大型筋力計とミュータスを比較した結果、各測定値の間に優位な正相関が認められ、測定精度の信頼性が証明されています。

設置型大型筋力計 下肢筋力計 比較

薄型センサーによる正確な測定

センサーの厚さは7mm、徒手筋力測定が正確に行えるよう手のひらに収まる世界初のセンサーです。
(特許)

薄型センサー

筋力計のセンサーは受圧面のどの位置に力が及んでも機器仕様の精度を保証できるものでなければなりません。

一点荷重方式センサーでの計測の場合は、位置により大きな出力誤差がでますが、ミュータス(μTas)の4点支持方式により出力誤差の問題を解決しました。4つのセンサーであらゆる方向からも測定でき、1点支持方式では得られない高い精度の計測を可能にしました。(特許)

筋力計 薄型センサー 4点支持方式

3.取扱いの簡便性

徒手筋力計の場合

計測荷重範囲が100Kgまでと幅広いにも関わらず、センサーの厚さは7mm徒手筋力測定が正確に行えるよう手のひらに収まります。(特許)

部位を抑え把持したまま本体の操作や測定値のモニタリングができます。

徒手筋力測定

4.携帯性

小型サイズで簡単に持ち運び使用することができます。

 

 健常値データ

ミュータスの日本人健常値データは日本の筋力計のスタンダードです。

【参考文献】

■日本人の健常値データに関する文献(一部)

 l)山崎裕司ほか:膝伸展筋力評価における徒手固定の限界総合リハビリテーション35:1369-1371,2001
2)加藤 宗規 ほか: ハンドヘルドダイナモメーターによる等尺性膝伸展筋力の測定総合リ八ピリテーション29:l047-l050,2001
3)奈良勲・洲崎俊男ほか:ダイナモメーターの信頼性-MusculatorGT-10の使用経験による-理学療法学17:247-250,1990
4) Wilholm JB ,Bohannon RW, et al: Hand-held dynamometer measurement :Tester strength makes a difference. JOSPT13:191-198,1991
5) AgreJC,MagnessWK, et al:Strengs testing with a portable dynamometer : reliabiilty for upper and lower extremities. Arch Phys Med Rehabili68,454, 1987

■徒手筋力測定の限界に関する文献(一部)

 1)山崎裕司機器による筋力測定総合リ八・35巻7号・724-725,2007年7月
2)平澤有里ほか:健常者の等尺性膝伸展筋力 PTジャーナル38:330-333,2004
3)坂本雅昭・内山靖 理学療法における標準値1上肢・体幹筋力 PTジャーナル32:525-532, l998
4)吉村茂和・相馬正之 .理学療法における標準値2下肢筋力 PTジャーナル32:607-614,1998
5)坂上昇 筋力低下の検査・測定 理学療法20:l14-123,2003

 

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インフォームドコンセント, ミュータス, 健常値, 筋力計, 膝伸展筋力

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