第2回:わかる重心動揺検査重-検査の手順-

重心動揺検査時の手順と注意事項についてご紹介いたします。

測定条件:関根および閉眼にて、開閉足60秒間の直立における重心動揺を記録します。

■正確な検査を行うための環境と注意事項重心動揺検査

①検査は静かな、明るさの均等な部屋で行って下さい。一定方向の光や、音により影響がないようにして下さい。

②視標(マーカ)の取り付け場所に注意してください。プレートから約2m位離れた目の高さの位置に直径1cm程度の黒い視標を取付けます。(基準は2mですが難しい場合は、最低1m以上離して下さい。)縦縞や横縞のある壁やカーテン、ブラインド等はふらつきの原因になります。

③被験者の検査前の状態によっては、重心動揺検査に大きな違いを生じることがあります。
・前日の睡眠不足
・二日酔い
・激しい運動の後
・長時間、同じ姿勢でデスクワークをしていた後
・喫煙直後
・長時間、自動車を運転した後
・検査時に極度に緊張してしまう人
など、検査に影響が出そうな場合は、状態の良い時に検査するようにして下さい。

④重心動揺計の電源を入れる時は、プレート上に何も乗っていないことを確認して、電源を入れて下さい。

⑤検査の日的と手順の概要を説明してあげてください。
「これからふらつきの検査をします。1分間目を開けて検査し1分間休んだ後、今度は目を閉じて1分間検査を行います。」といった流れ程度で良いです。

この時、プレートの上に立ってもらって、実際に検査中の姿勢、(両上肢を軽く体側に接した
楽な姿勢・口は軽く閉じる・検査中は手足を動かしたり話したりしない、など)見るべきマーカ等を説明し、練習してもらうといいでしょう。

⑥練習時の被験者の様子で、検査時間(30秒か60秒か)や閉足か開足かなど検斎条件をみきわめて下さい。

⑦検査開始前に、周囲の人に検査中の注意点(話をしたり音を出したりしないことや、周囲を動き出らないことなど)を話しておいてください。

⑧検査前に椅子を1脚用意してもらってください。坐ると足が床につく程度の背もたれの付いた椅了が最適です。この椅子をプレートの後方(プレートに立っている人が、そのまま足を動かさずに座れる位置)に置いてください。

■検査の要領

①検査を開始するにあたり、被験者に椅子に腰掛けてもらい、足をプレート上に置いて足の位置合わせをして下さい。足の位置は重要な検査項目ですから検査が終るまでは足の位置を動かさないように説明しておいて下さい。

②この時くれぐれも患者さまに不安を与えないよう注意して下さい。「1分間は長く感じますが、私たちが注意して見ていますから、安心して立っていてください。」と声をかけてください。

③位置合わせが終わったら、足の位置を動かさないようにゆっくりと立ってもらいます。

④立ち上がってもすぐに検査を開始しないでください。どんな人でも立ち上がってすぐは、しばらく不安定な状態になります。「マーカを見て楽な姿勢で立って下さいJと声をかけ、5~ 10秒したところで「検査を開始します」と合図して、更に5秒後くらいに検査をスタートします。

…検査中は患者さまの後でいつでも支えられるように注意深く観察していて下さい。

⑤1分間して検査が終わったら、「終わりましたjと声をかけ、足の位置を動かさないように、椅子に腰掛けてもらいます。

⑥ここで約1分間、座ったままで休憩してもらいます。休憩中に「次は1分間目を閉じて同じ検査をします」 と声をかけリラックスしてもらってください。(足の依置だけは動かさないでください。)

⑦1分後、開眼検査と同様、足を動かさないように立ちあがってもらい、「マーカを見て楽な姿勢で立って干さい」と声をかけ、安定したところで「検査を開始します。マーカをみつめたまま目をつぶってください」と合図して、5秒後ぐらいに検査をスタートします。重心動揺検査 手順 検査方法

…検査中は患者さまの後でいつでも支えられるように注意深く観察していて下さい。

⑧ 1分後、検査が終了したところで「終わりました日を開けて下さい。」と声をかけてください。

⑨ 1分間の記録中、被検者を注意深く観察し、転倒しそうであれば支え、記録を中止して下さい。

⑩以上で検査は終了です。

 

重心動揺検査結果

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